先日に「NOAH野方店のCSstのデジタルミキサーの使い方を覚えようの回」
に講師として参加させてもらいました。
3時間たっぷり話したのですが、思いの外時間が足りず
頂いていた質問に答えられなかったので
取り急ぎですが、ブログという形で公表させてもらいます。
なお、オーナーズ・マニュアル、リファレンス・マニュアルは公式サイトからDLできます。
(以下、画像はマニュアルより引用させて頂きます)
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【質問リスト】
Q1:グループチャネル?バス?の設定方法は?
Q2:サブルームへの音の出し方
Q3:セッション参加者への配布用音源を、ミキサーから録音したい
Q4:ピアノのEQ設定
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Q1への回答:
実は、これは結構かんたんに設定できます。
まず、任意のチャンネルの「SEL」ボタンを押して
SELECTED CHANNEL viewを呼び出します。
次に右下の「DCA」タブでグループを組みます。
全部で16グループできます。
選ぶとボタンが黄色くなります。
つまり、同じDAC番号を選んだチャンネル同士が
同じグループになります。
そして、グループ全体の音量の調整は
「FADER BANK」ボタン(ミキサー右側中段)の
「ST IN/DCA」ボタンを押して裏に隠れたDACフェーダーを呼び出します。
そうするとフェーダー上に「DAC」の1~16と表示された
チャンネルが表示されます。
これがグループのマスターフェーダーとして機能、
グループ全体の音量調整やミュートも出来ます。
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Q2への回答:
これは各スタジオによって仕様が違うので、店員さんに聞いた方が良いと思います。
(日によって変わってたりする可能性もあるので)
スタジオ◯ア野方店さんでは25,26chで操作してたと思いますが、
仕様が変わってることもあるのでやはり聞いてみた方が良いです。
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Q3への回答:
QL5はUSBメモリに任意のチャンネルから2mix録音する機能があります。
録音フォーマットはMP3です。
詳細はリファレンス・マニュアルの183Pからご参照ください。
またこれは手間がかかりますが、全チャンネルを別トラックで収録して
現場の別部屋とかで(もしくは後で)MIXするという手もあります。
いわゆるプロのライブ録音はこれにあたり、説明が長くなりそうなので
需要ありそうだったら別ページにて書きます。
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Q4への回答:
ピアノのEQですが、おおよそデジタルピアノは低音多めのサンプル音源になってるので
ローを250~300Hzあたりからシェルビングで切ります。
ハイパスフィルターでやってしまうとローがスカスカになるので、シェルビングでやるのがキモです。
ミッドも1~2kHzあたりを切ります。
歌が入る帯域なので隙間を開けるイメージです。
10~12kHzから上を上げると、音抜けときらびやかさが出ます。
※元音源の音質によって変わるので、数値はあくまで参考で。
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以上、事前にいただいてたご質問への回答です。
今回は時間が無くて大事な大事なスピーカーのチューニングとハウリング対策の解説が
出来なかったので、また別ブログに書きたいと思います。
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